妊活を始めると、日々の生活習慣も体質改善、確率アップにつながります。特に不妊治療中を始めた方は妊娠可能性をあげるために生活を見直すこともあるのではないでしょうか。
そこで管理人がアラフォー妊活をはじめた際、実際に取り入れた日々の生活習慣や工夫をまとめます。
とはいえ、しっかりやらなきゃ!と思いすぎるとストレスとなるので、取り入れられるところ、必要があるところだけ、少しずつ選んで取り入れるといいと思います。
初めは気持ちをリフレッシュするため程度に試してみるといいかもしれません。
飲み物の見直し
カフェインレス習慣
元々紅茶とミルクコーヒーが大好きでしたが、冷え性回避のためにカフェインレス、またはノンカフェインのものを取り入れるようにしました。
カフェインは冷え性になる?
カフェインは利尿作用が高く働き、トイレのたびに体温が下がっていくことで冷え性になりやすいと言う仕組みです。
ただ、1日1,2杯であれば問題ないので、飲む量に応じて気にすればいいと思います。
私の場合は1日で3,4杯以上、しかも大きめのコップで飲みます。その上基礎体温低めだったので、カフェインの摂取量を減らすために取り入れました。
冷たい飲み物を飲まない習慣
温活と自律神経を整えるための習慣です。
冷たい飲み物による冷え性を改善したいと言うことと、自律神経も乱れると冷えやストレスを生み出す要因ともなるため、健康習慣として実践しました。
朝と昼間の飲む温度を下記のように変えました。
・朝:腸内環境を整えるために温かいものを飲む
・昼間:糖分を含まない常温/温かめの飲み物を飲む
元々は夏は冷たい飲み物、炭酸大好き、冬も喉が渇いたら適当なものを飲む生活でした。
その習慣を変えるのは辛いのですが、長い人生のこの一時期くらい頑張ろう!新しい好きな飲料を見つけよう!と考えを変えたら習慣を身につけることができました。
オススメ飲料
不妊治療を本格的に始めてからはしっかりと取り入れた飲み物習慣。
特にオススメなのはこの5種類。
良く温活には白湯、と言うのを見かけますが、私の場合毎日飲みたいと思えず、続けられる気がしませんでした。
そのため、「温かい飲み物」というくくりで、そのときの気分で飲む物を変えていました。
妊活中のお気に入りはカフェインレスミルクティー。お湯(紅茶)の温度や味をミルクで調整できるので、全季節通じてそのとき身体が欲している温度や味で飲めるのも良かった点です。
コーヒーは休日のおやつタイムに、勤務中はルイボス、ハーブ、黒豆茶などを飲用していました。
飲むタイミング
温かい飲料を飲んでいたタイミングは4つ。
基本的には喉が渇いたら飲んでいたので、飲む物を変えただけですが、職場にも保温水筒を持ち歩くようになり、温かいものを飲む量が増えました。
温活のためにも1日もつ量を持ち歩くために、会社用で600mlの水筒も買いました。癖になると、会社に持って行き忘れたとき、そわそわするようになります。
飲み物の温かさは、熱いものである必要はないので、飲んだときに身体が心地よいと思える温かい温度で十分です。日中の持ち歩き用も含めて水筒やお茶を探してみるといいと思います。
履く靴の見直し
運動靴を履くように習慣を変えました。
職場はパンプスやヒールの職場だったので、片道1時間以上の通勤もずっとパンプス。休日もおしゃれ着にかわいいパンプスなどを合わせるのが好きでしたが、妊活をはじめてからは足の疲れ、靴の足なじみの悪さ、血流の鈍さが気になるようになりました。
そもそもパンプスは締め付けがあったり、底が薄いことで足に負担をかけてしまい血流が滞ったりつま先冷えの原因になることがあります。
そのため足への負担を軽くし、動きを良くすることで血流を促すために運動靴習慣を取り入れました。
通勤靴習慣とオススメの運動靴
勤務時は通勤は運動靴、オフィスについたらデスクでパンプスに履き替えるスタイルに変更しました。
休日も休日用運動靴を買い、靴に服を合わせていました。
靴は、ウォーキングシューズや厚底のランニングシューズがお勧めです!
土踏まずもクッションがあって足全体の疲れが軽減されます。私は甲高、幅広の足でサイズも大きいので、NIKEのメンズを愛用してました。このシリーズなんかは、足の疲れがかなり軽減されました!
当初は通勤で運動靴を履くことに違和感がありましたが、快適な身体の状態が未来の自分の後悔をなくせる と判断ました。おかげで通勤も快適で足の疲れもかなり改善し、出産後の今でも愛用するようになりました。
仕事の仕方の見直し
管理職でもあってか、ついやり過ぎる、人の相談にしっかり乗る、気づいたら夜遅くなることが多くなっていました。
仕事の両立を目指していたため、働きながらも不妊治療の時間と自分の時間を作るため、次の3点を割りきって取り入れました。
元々タスク量が多い上、チームメンバーからの相談も多くありました。全部きちんとやりたいという性格もあり、多いときは残業60,80時間、妊活を始めた当初も5-60時間はありました。
通勤も片道1時間以上、22時過ぎ帰宅、夕食23時がザラ。自由時間無しと、ストレスだけがたまっていました。
仕事の優先順位付けの見直し
そこで、下記2つを整理しました。
- 自分が何にどれくらい時間を使っていたのか
- 優先順位はどうか
結果、「絶対に終わらせないといけない仕事を時間内に終わらせる」と言う考え方で優先順位の業務を最優先で取り組むようにしました。
1週間~1ヶ月の先々の仕事は、今発生しているもの、今後発生するであろうものを想定し、なんとなくの時間分配を目星をつけておくことで対応時間を事前に確保するように努めました。
相談を受ける時間は、定例のコミュニケーション時間を事前に確保、2手・3手先を想定して「もしこうなったらこれをやってみてほしい」とアドバイスを出すことで、手戻りを減らしました。その甲斐もあり、退勤後の緊急連絡も減り、メンバー同士で相談をしながら対応できる範囲が増えていました。
これまで、差し込みの業務や+αの業務であふれた業務設計でしたが、1日の業務を優先度の高いタスクは必ず終わらせるに絞り、仕事を受けすぎず、余った時間で対応することでスムーズに進みやすくなりました。
結果、業務の半分くらいは自己満だったのかな?と思うほど、タスク量は減り、メンバーも自分たちで取り組む力もつき、定時で帰る日ができるなど妊活に捻出する時間を作ることもできました。
寝る前の時間の使い方の見直し
湯船につかる時間を作る
仕事を言い訳にシャワーだけで済ますことが多かったのですが、やはり温活にはお風呂は欠かせません。5分でもいいので浸かる習慣を徐々につけていきましょう。
毎日お湯をたっぷり沸かすのが勿体なく、おヘソくらいの足湯に近い水位で3,40分くらい浸かることもありました。それだけでも十分に身体が暖まりますし、夜もぐっすり眠れます。
寝起きも良くなり、自律神経も整いますので、忙しい方も、せめてネットを見ながら足湯、半身浴でもいいのでやってみると良いと思います。
足マッサージの時間を作る
温活、血流促進、あわよくばむくみ対策も狙えます。仕事時間の改善を経て、家での時間が確保出来てからは、毎日お風呂の中やお風呂上がりにマッサージをすることで血行促進を促していました。
足マッサージのやり方
マッサージをしていたのは足全体です。むくみと、末端冷え性改善を狙っていました。
- 足の指を1本ずつ、手で2,3回ひねり回して動かす
- 足の甲を、足の指の付け根から足の付け根に向かってなぞるように指で流す
- くるぶしのへこみに2,3回押す
- ふくらはぎを包むように両手を添え、足首から膝まで複数回もみ上げる
- 膝裏を2,3回押し込む
- 膝から太ももの付け根に向かって両手でもみ上げる
- 太ももの付け根、股のあたりにあるへこみを2,3回押し込む
ただ、この作業、お風呂上がりにやるのが徐々に面倒になってしまい、途中からふくらはぎ用のマッサージ機を3,4回使うことで代用していました。
マッサージ機の中には温めながらマッサージしてくれるものもあるので、探してみるといいものが見つかると思います。
私の場合は、パナソニックのものを愛用していました。マッサージの種類、強さも選べ、温めてくれるので隙間時間に出来ますし、まったりテレビを見ながら2,3回やるだけでかなりスッキリした気持ちになりますよ。私はふくらはぎまでものを使っていましたが、太ももまでマッサージしてくれるものもあるので気になる方は試してみるといいかと思います。
この、まったりタイムを確保しながら癒やしの時間を過ごすことで、かなり心身の余裕が生まれ、同時に身体全体にも良い循環が生まれてきたことを感じました。仕事をしながらの不妊治療はいかに余裕を持つかだと思うので、ゆっくりすることでリフレッシュ出来る方にはお勧めです。
働き方の見直し(会社との相談)
工夫を重ねても仕事をしながらの婦人科への不妊治療通院は大変でした。
通勤も満員電車片道1時間以上。仕事+αの疲れもたまりやすい状態でした。
雇用形態や役職変更を打診される可能性も感じていましたが、どうしても生活の不規則さや睡眠不足が拭えず、将来後悔しないためにも妊活を満足いく状態やりきりたい一心で、妊活への気持ちを改めて上司に相談をしました。
これまでの流産経験も共有して理解してもらっていたこともあり、ありがたいことに働き方の変更を検討してもらうことができました。
- 帰宅ラッシュを避けるためにラッシュ前に帰宅
- 帰宅後リモートで仕事をする
出社・リモートのハイブリッドスタイルでの業務許可をもらえたことで生活はかなり改善されました。つくづく、上司との良好な関係性構築と、信頼関係、そのために仕事で実績を残すことの大切さを感じました。
所属している会社や職種により、出社やリモートは制度に左右されることもあると思います。
上司の考え方によっても判断が分かれるかもしれませんが、事例を作っていくことで会社が変わっていく後押しにもなるので、仕事の仕方、内容などを工夫すれば可能性があると思えれば、上司と一緒にベストな働き方を考えていくのも一手なのかもしれません。
この一件で「仕事終わり=家にいる」が可能となり生活リズムがさらに改善され、夕食19~20時、お風呂22時、23~24時に就寝というサイクルで生活出来るようになり、このあたりから全体的に好循環になってきた気がします。
まとめ
習慣を変える=癖を直すなので、自分だけではできないこともあります。
ただ、全ては「将来後悔のない判断をするため」と思えば、この一時期は頑張れることもあると思います。あまり追い込みすぎず、ただ、必要に応じて上司や職場も巻き込みながら行動してみるのもありだと思います。
管理人は普段の生活習慣改善だけでなく、他にも温活でジムやヨガに通うなど体内改善で取り入れていたこともあります。生活が改善されればされるほど、取り入れられるものも広げられるのでもし心当たりのある方は普段の生活を見直してみてはいかがでしょうか。
※夫婦で取り組みたい生活習慣や見直したい習慣などはこちらのブログにまとめています。