特に働きながら不妊治療を始めると気になるのが通院頻度。
仕事を休んだり休暇を取らないのいけないのかな?調整をつけられるのかな?会社になんて言えばいいんだろう、と管理人も悩みました。
ここでは、管理人が35歳、36歳、37歳、38歳のアラフォー期間、4院通院した経験から採卵や凍結胚移植など、体外受精期での通院内容をまとめます。
実際どれくらいの頻度なのかイメージを持ちつつ、仕事の調整を考える参考になればと思います。
通院頻度
治療内容にもよりますので、あくまで目安としてお考えください。
- 生理待ちの時は2週間ほどあく
- 採卵や胚移植周期は週1回ほど
- 場合により、週2回行くことがたまーにある
採卵は胚移植周期は卵胞の育ち具合やホルモンバランスを定期的に見て手術日を決めます。投薬などでコントロールされているので、内膜や卵胞・ホルモン値確認の診察や、注射を打つための通院、薬をもらうための通院がほとんどです。
管理人の場合のスケジュール
スマホのスケジュールでメモが残っていた限りでまとめます。36歳で初めて体外受精を行った梅が丘産婦人科、その後通った3院目、最後の新橋夢クリニックの通院内容です。
ただ、結構メモ忘れも多いので、厳密にこの内容だった、ということではありません。少なくともこの回数は通ったとお考え下さい。
視覚的に週の通院数や頻度ができるだけ分かり易いようにまとめたつもりですが細かくなってしまいました。。すみません。
- 1週間の区切りが分かるように土曜日~金曜を区切っています。
- 土日は色付けしてあります(病院により日曜診療がないところもあります。)
- オレンジのマスは、採卵、凍結胚移植、判定日など大き目な診療の日ですが、
メモ忘れの日もあり、通院日も含めすべて反映されているわけではありません。 - 「電話確認」は、通院はないものの、電話で病院確認をした日です。
- 梅が丘の診察はこれ以前から通っていましたが、メモがほぼなかったため4月以降で反映しています。
- 3院目は通院時間予約のため、一部時間が分かるものだけ通院時間も記載しました。
※ちなみに3院目の最後の凍結胚移植は無認可PGTAで移植日当日に融解失敗したという連絡がきたため
実際に通院はしていませんが、会社は休んでいます。
病院によって治療内容は異なるものの、通院回数もかなり変わります。
梅が丘はあまり通院回数はなく、シンプルで最低限の治療でしたし、3院目はこれでもかというほど通いました。
新橋夢クリニック(夢クリ)も比較的通院回数が最低限で済むようなスケジュールだった印象です。
※治療内容はこちらのブログにまとめています。
通院の補足
電話確認をすることもあります。
採卵をした後は、事前に採取した精子と受精させ、受精卵を培養します。その培養状況を病院・培養室に確認を行います。受精卵まで育ったものがなかった場合、あった場合で次の診療の内容が変わることもあり、どの院でも行います。
電話日時がどちらも指定されていたので、その時間は時間を空けて、こっそり会社で電話をしていました。
管理人の場合最低でも1つは受精卵まで育ってくれていたので電話ができましたが、育ち切らない悩みを抱える方にとっては非常につらい時間だと思います。その場合、仕事をしながら治療をしている場合、半休をとって対応することになると思います。
家で指定日・時間に服薬、注射、点鼻薬を求められることがあります。
ホルモンコントロールを行う場合、通院日から服薬が始まっていくことも多いのですが、胚移植の周期に入ると、指定された日からの服薬があります。
注射も自己注射を行います。ハンコ注射のような比較的打ちやすいものから、病院で見るような本格的な注射を打つよう言われることもあります。(病院によります。)
点鼻薬は、採卵周期に入ると排卵を促すため、量や回数も含めて時間指定で行います。
通院さえすればいいのかな、と思う方も多いようですが、本格的に治療が始まると意外と家でやることも増えていきます。(やる内容やボリュームは病院の方針によりかなり異なります。)
例えば・・・
■梅が丘産婦人科通院時代のある月のカレンダー(この頃は薬系だけなぜだか入れていた・・笑)
・張り替え:エストラーナテープという貼る薬で、期間ごとに貼る枚数を増やします。
・薬開始:おそらく、ルトラールという薬を飲み始めた日です。
・注射:これはプロゲデポーという注射だけうちに病院に行っています。
・座薬:(のちに化学流産か稽留流産となりますが)判定日で陽性をもらって座薬を入れたようです。
これ以外に、ゴナールエフ皮下注ペンという自己注射もしているタイミングもあります。
移植周期でもらっていた投薬スケジュールとしてはこちらです。
■3院目通院時代にもらっていたスケジュール
採卵や移植などの周期前後で行われる投薬や注射などのスケジュールです。この時は薬漬けの日々だった、ということもあり、薬が増えたり減ったりするので、その管理だけでも、「あー、不妊治療って大変だ・・」という気持ちになりました。笑
■新橋夢クリニック(夢クリ)のスケジュール
服薬もしていたのですが、カレンダー的な管理はしていなかったので、渡された資料で 残っているものを掲載します。
まとめ
病院や治療内容によるとはいえ、通院、服薬などを含めると毎日何かしら不妊治療のことをしている毎日になります。通院だけ取れば週1~2回なのですが、事前に把握できるのは1週間前だったりします。病院によっては数日前に呼び出しがあるところもあるそうです。
いずれにしても、〇曜日だけ治療に充てよう!のような固定の曜日でスケジュールを調整するなどは到底無理だと思ったほうが無難です。
職場をあまり休まず、会社にも迷惑をかけないようにする工夫としては次の3点です。
- 土日診療可能な病院があれば土日も含めて通院する
- 朝8時開始、19時診療可など、出社前、仕事終わりにぎりぎり通える院を探す
- 「生理後〇日以内に来院」という日はできる限り調整が付く日にする
ただ、不妊治療が仮に長くなってくると調整もし辛くなっていきます。治療期間に応じて、上司には相談をしておく、仕事の時間を一時的に調整してもらう、などを検討することをおススメします。