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【知ってもらいたい】不妊治療って何が辛いの?辛さや悩みまとめ

不妊治療って何が辛いの? 気持ち、メンタル

 妊活をしている方が近くにいるけど、何を気遣ったらいいのか分からない、何が大変か分からない、そういうケースもあると思います。

 関係性は上司、同僚、後輩、友達、パートナーなど、様々だと思いますが、全てでなくても治療中の方の気持ちを多少でも理解をするだけで、妊活を頑張っている方の見方や支え方が少し変わってくると思います。

 管理人が妊活、特に不妊治療中、辛かったり悩んだりしたことをまとめます。一例として参考になればと思います。

※職場や夫との関係で辛かったことをまとめたブログはこちらをご確認ください。

不妊治療に関する気持ちの辛さ

いつまで続くか分からない出口の見えない不安

出口のないトンネル

 妊活を初めてすぐ授かることができれば良いのですが、不妊治療や数ある検査を試しても授からないとき、とてつもない不安に襲われます。

 本当に子どもを授かることができるのか、どうしたら良い方向に進むのか。原因がわからないケースは特に、延々と治療が続きます。いつまで続くのか分からない、終わりを頭がよぎっても、、授かりたい気持ちはある・・

そんな日々に不安を覚え、精神的に辛くなっていきます。

※管理人が出口に対して考えていたことはこちらのブログにまとめています。あくまで一例として参考になればと思います。

やきもきする採卵周期

卵たち

 採卵は、体外受精を行う際、受精卵を作るために子宮から卵を取り出す手術となります。

 採卵周期中、投薬などでホルモンバランスを整えながら採卵を待ちます。
 ただ、その間妊娠することは絶対にありませんし、いざ採卵に臨んでみてもうまく卵が取れないこともあります。

 仮にうまく採卵ができたとしても、その後、受精卵に至るまでに半分以上ダメになってしまうこともあります。

 採卵、受精卵の段階で胚移植の入り口に立つことが難しいこともザラです。
 卵がそもそも3つしか採れなかった・・・とか、8個も採れたのに、1つしか受精卵として育たなかった・・・など、その時々で採れる数も卵に育つ数も違うので、最後まで気持ちは落ち着きません。

 その結果次第で、自分の妊孕力への自信を失ってしまったり、採卵↔落ち込む・・の繰り返しに疲れてしまい、とてつもなく悲しい気持ちに苛まれることもあるのです。

妊娠判定日に対する緊張感

妊娠検査薬

 妊娠判定日は、受精卵が着床できたかどうか、妊婦への第一歩となる結果を聞きに行く日です。

 不妊治療をしてすぐに妊娠をする方はこの日が嬉しくて仕方なく感じると思います。

 一方で、不妊治療を始めて時間が長くなっている方、、概ね、治療開始から半年以上経過している方などはその間何らかの事情で時間を重ねてしまっていて緊張感を持っている方が多いのではと思います。

 管理人の場合は陰性が続いていたこと、途中PGTAや検査などもはさみ長期化していました。授かりたい気持ちはあるものの、判定日は怖くて病院に向かうのが怖い気持ちすらありました。

※管理人の妊活の概要はこちら。長期化した理由や転院など、ブログにまとめています。

判定後の初期流産を目の当たりにする苦しさ

泣きたい気持ち

 妊娠判定日に陽性をもらうととても嬉しく、これからはいい方向に進むだろう、と思います。

 管理人も初めて陽性をもらった時は嬉しさで溢れました。ただ、その後流産を経験してからは陽性をもらったとしても、安定日までは喜びきれませんでした。

 陽性判定後の流れとしては、翌週から内診で胎嚢(卵の外輪)確認、心拍確認と進みます
 初めて胎嚢を見れた時は、もうすぐ我が子成長と、姿が見えてくることに楽しみな気持ちがこみ上げてきます。

 しかし、その後胎嚢が育たない、心拍が聞こえないなど気になることが起こると、状況により、1,2週様子を見た上で、初期の流産として扱われます。その後、生理を待つ場合と、状況や病院によっては手術となります。

 この、生理や手術を待つ時間、そしてその日を迎えた時の止めどない悲しさは、毎度、二度と体験したくない、とひどく暗い気持ちになります。
 一度我が子が包まれているであろう袋を確認でき、その成長を楽しみする気持ちが芽生える中での流産勧告はとても受け止めきれるものではありません。何度か経験したら慣れる、というものでもなく、都度、苦しみがあります。

日常生活での辛さ

金銭面の不安

かかったお金、費用

 不妊治療は保険適用の治療ができるかどうかでもかなり金額に差が出ます。平均的な金額は、採卵で3~50万、移植でも10~15万。治療ごとにその金額がかかり、しかもうまくいくかどうか分からない中で払い続けます。

 また、その前後の通院費、投薬費用も含めると、金額は更に膨れ上がります。

 管理人の場合は手取りの金額を優に超え、貯金を切り崩しながら臨んでいました。治療内容によっては保険がきかず、補助金もなんとか多少の足しになる位にすぎない場合もあります。
 そのため、保険がきくようになった、補助金があると言うだけで金銭面は問題ないと思わず、治療内容によってはかなりやりくりして通院している方もいますし、稼ぐためになんとか仕事では体面を繕いながら働いている方もいるということを知ると、その辛さがイメージしやすいのではないでしょうか。

※実際にかかった費用はこちらのブログにまとめています。

仕事との心身・時間のバランス

不安定な気持ち

 仕事に支障を出さないよう心身のバランスを整えようとしても、悪い結果が続く、投薬で体調が落ち着かない、ということもあります。そんな時、仕事との両立にとても悩みます。

 職場に迷惑がかからないよう、求められる業務を行い、妊活を続けるためにも収入を得たいと思っても、身体が言うことを聞かない、気持ちが追いつかないことがあります。
 踏ん張っていても迷惑をかけてしまった時、申し訳ない気持ちになることもあります。仕事を仕切れない自分にもいらだちを覚えることもあるかもしれません。

 これは、通院状況や診察結果の善し悪し、その状況に重なる仕事のプレッシャーや業務量などから起こることが多いように感じます。

 もし、長年不妊治療を続けていながらも淡々と仕事をこなしているように見える方が近くにいらっしゃる場合、おそらく時々には辛いことも合ったなかでうまく振る舞っている、と言う可能性があります。
 働きながら治療を続け、周りに悟られない能力はとても素晴らしい対応力だと思うので、配慮しながら仕事をお願いする用にすると良いと思います。相談をしながら業務や時間調整の配慮ができると仕事のパフォーマンスも更に上がるかもしれません。

まとめ

 細かくあげるときりがないのですが、あくまで管理人の経験から、大きな要素の部分を取り上げてみました。

 不妊治療をしていない方にはなかなか伝わりづらかったり、フォローをするタイミングやかける言葉に困ることもあると思います。
 まずは気持ちを知ってみる、と言うことでかけられる言葉や気づくこともあると思います。それだけで安心する方もいるはずですので、自分が同じ立場だったらその時どう感じるのか、気持ちはどうか、考えながら不妊治療をされている方の支えになれるととても良いのかなと思います。

管理人
NINNIN

妊活の総年数は、途中中断も挟みながら5,6年経験。
アラフォーで本格的に不妊治療を開始。体外受精による胚移植12回、
稽留流産2、3回、流産1回を経て39歳で初産。
仕事との両立に悩みながら時間を調整しつつ、
少しでも妊娠確率を上げるために取り組んだ経験と得た知識をブログとしてまとめています。
また、転職業界で15年以上働き、企業の採用ニーズ、個人の方のキャリアとも向き合ってきた経験から妊活・不妊治療×転職・キャリアでもまとめて行けたらと思います。

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