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【妊活とキャリア】転職コンサルタントが語る|妊活・不妊治療中に働き方に迷ったら、どうしたらいい?

【妊活とキャリア】妊活・不妊治療中に働き方に迷ったら、どうしたらいい? 仕事・働き方

総妊活歴5,6年の管理人は妊活中紆余曲折を経て職場に働き方も融通を利かせてもらい子どもを授かることができました。ただ、そこに至るまでにキャリアの葛藤、年収と働き方のバランスなど非常に悩みながら不妊治療に取り組んでいました。

この記事では、転職支援の業界で15年以上働きつつ、企業の採用ニーズ、個人のキャリアや悩みと向き合いながら、自分も不妊治療をしてきたことで悩んだことを元に、妊活や不妊治療中、働き方について悩んだときに考えることを管理人の視点でまとめています。

妊活・不妊治療中に自分のキャリア、働き方に悩んだときの考え方をまとめます

妊活・不妊治療中によくある働き方、キャリアの悩み

妊活や不妊治療中に管理人が実際に悩んだことと、良く周りや個人の方から聞く悩みをまとめて見ました。もしも同じ悩みをお持ちの方がいたら自分だけじゃない、という気づきになればと思います。

働き方の悩み

妊活や不妊治療中は、規則的な生活、ストレスを抱え込みすぎない生活を意識し始める方もいらっしゃいます。その生活を送るのが難しい時、悩みとなることがあります。

例えば・・・

  • 仕事で帰宅が夜遅くなる場合
    • 帰宅がいつも21時以降、夕食も遅くなる・・・
    • 夕食から睡眠までの時間が1時間くらい、胃ももたれるし食べ物も気を使う
    • 夕食を食べてなかったら体重が減りすぎる
    • 帰宅してもリラックスする時間がほぼなくてリフレッシュできない
    • 湯船に浸かる時間なんてどこにもない
  • 出張が多い場合
    • 出張が多くて通院しづらい
    • 出張と出社で家で落ち着く暇もない
    • 移動中も仕事をしていて、結局出社時より働いている
  • 休みが取りづらい場合
    • 休みを取ったら穴を埋められない
    • 上司や同僚に嫌な顔をされるから取りづらい
    • 一度取ったら2,3ヶ月取れなくて胚移植や採卵の予定が組みづらい
  • 会社が遠い場合
    • 在宅ワークがなくて毎日出社、通院もあって体力が辛い
    • 出産後もこの通勤をしないといけないのかとふと思う

等など・・・

キャリアの悩み

妊活・不妊治療を行って入るものの、自分のキャリアを考えたい、もっと年収を上げて稼ぎたい!と思う方もいらっしゃいます。

例えば・・

  • 妊活や不妊治療をしながら伽リアップを目指せるのか
    • もっと上の役職や年収アップを目指したい
    • 行きたい会社ややりたい業務がある
  • 妊活や不妊治療で働き方の相談をしたらキャリアが止まりそう
    • 休みや午前休のために職場に相談をしたら評価が下がりそう
    • 治療のために働き方や職種を変えたらこれまでのキャリアを取り戻せなさそう
  • 出産後のことを考えると同じ職場でやっていけるのか
    • 出産後復帰してしばらくしたら辞めていく社員が多い
    • 会社の制度が未整備で通勤や保育園を考えると続けられるイメージが持てない
    • 時短の給与が少なすぎる
  • 職場に理解者が少ないために将来のキャリアが不安
    • ワーママの社員がいない、少なくて相談しづらい
    • 上司が女性は育産休に入る可能性があるからと扱いが軽くて居心地が悪い
    • 組織の採用方針が男性中心で部署に入社してくる社員も男性が多い

一例に過ぎませんが、妊活や不妊治療が続いていくと、これらの働き方、キャリアが自分の中で大きな問題として頭を悩ませてくることがあります。

では、それぞれの悩みに対して、どのように考え、アクションを取っていくのが良いのか、まとめていきます。

妊活・不妊治療中の働き方

働き方、仕事と生活のバランスについて。

妊活や不妊治療を始めたからといって、必ず働き方を考えなければならないとは思いません。考えるタイミングとしては次のことが起こった時、または起こることが濃厚な場合です。

  • 今のままだとタイミングを図れない/通院ができない
  • 通院や治療が重なることで仕事/自分の日常に差し支えが出る

管理人の場合は、妊活がうまくいかないことで改めて生活習慣を見直したところ、そもそも基礎体温の乱れが激しい中、帰宅が21~22時、夕食が22~23時、寝るのが24時、1時で不摂生、更に起きるのが6時半と睡眠時間が短かったため、働き方の改善を考え始めました。

働き方を変える方法

働き方を変える方法としては次のことがあげられます。

  • 自分で時間の改善を図る
    • 時間がかかっている業務の見直し
    • 業務の取捨選択
    • 家でのタイムスケジュールを見直す
  • 会社に相談をする
    • 任せてもらう業務内容の調整
    • 働く時間の調整
    • 勤務場所(在宅ワークなど)の変更
    • 部署異動・職種変更の相談
    • 雇用形態(正社員から契約社員など)の変更
  • 転職をする

まずは自分で改善できることはないかを見直してみましょう。会社での時間の使い方を見直すと、以外に無駄なことをやっていたり時間をかけすぎていたりします。帰宅後も絶対に必要なことだけを切り取って行くと多少は改善されます。
管理人の場合は、業務の見直しで定時で帰れる日もたまにでき、夕食も遅くなるときはサラダくらいにして湯船に浸かってぐっすり眠る、と言う方を優先して時間を使っていました。

ただ、それでもうまくいかない場合は会社(上司)に相談をして事情を把握してもらい、業務調整をしてもらえるとベストです。個人の事情により、特例で在宅ワークや時間の調整をしてもらえる会社もあるようなので、一人で抱え込み過ぎないようにしましょう。

もちろん、妊活や不妊治療に関する開示は個人の自由なので、開示をしたくない方はしなくても良いと思います。管理人も、もう無理・・!となったときに開示したので、差し迫って来たら開示して相談をする、と言うのでもありだと思います。ただ、国からも不妊治療や妊活サポートなどの支援を後押しするムードも出てきているので、信頼できる上司であれば相談した方が業務が進めやすくなる可能性はありますよ。

働き方変更の注意点

会社に相談する際、注意したいのが会社の制度です。もし相談の末、残業無しなど、時短に近い働き方を選んだ場合、給与変更も関わる場合があります。
その際はフルタイムで働けるようになった場合、どのようにキャリアを戻せるのか?仮に妊娠・出産に至った場合、復帰後からのキャリアはどうなるのかをしっかり確認をしておきましょう。
会社の制度やゆくゆくのキャリアを把握しておくと、その後、自分の身の置き方も考えて行動することができます。

逆に、相談をしたらあからさまに上司に嫌な顔をされ、扱いが著しくひどくなった等が発生した場合、ハラスメントに当たります。社内のコンプライアンス部門や、労基署(労働基準監督署)に相談をすると解決しやすくなります。もし会社全体で改善のムードがないようであれば、産後復帰後も不安の種となりますので転職を検討しても良いでしょう。


また、今回中には含めていませんが、休職や有給休暇で長期休みを取る、と言う場合もあります。休みを取らないと精神的にきつい、等の状態でなければキャリア支援をしていた立場からするとあまりお勧めはできません。

理由はその休暇中に妊娠できるかも定かではない中、キャリアを分断してしまうのは勿体ないと感じてしまうためです。

できるだけ仕事をしながら自分のスキルを磨きながら妊活・不妊治療を進められた方が、いざ転職をしたい、上司に異動を相談したい、と思ったときに強い武器になります

妊活・不妊治療中のキャリア

妊活、不妊治療中でもキャリアアップ、スキルアップを目指したい

妊活、不妊治療中でも自分のキャリアのために活躍したい!と言う方は沢山いると思います。もしかしたら、働き方を変更したことによって自分のキャリアがどうなるかが不安・・という方もいるかもしれません。

妊活・不妊治療中の注意点はこちらにまとめています。

そちらも踏まえて、基本的には下記のように考えると良いかと思います。

妊活・不妊治療中でもキャリアアップを目指したい

自分のストレスにならなければ、昇進昇格や異動希望、資格取得を目指す、転職をして次のフィールドを目指す、と言うことは自由に考え行動することをお勧めします。妊活や不妊治療に差し支えがなければ自分の意思のまま行動をした方が後々後悔せず、スッキリと仕事に取り組めます。

中には、昇進昇格・異動をして忙しくなって通院できなくなったらどうしよう・・・転職活動を目指していて、入社後すぐ妊娠が判明したらどうしよう・・・と尻込みしてしまう方もいるかもしれません。

通院への不安

社内の昇進や異動で役割が増えた、新しい業務となったという場合は、まずは業務慣れは必要なことだと思います。ただ、同じ社内であれば助けてくれる方も沢山いるはずです。

先に挙げたように、まずは自分の業務工夫でリズムを作ることがお勧めですが、最終的には上司や会社に相談をしてみましょう。

転職をする場合は、応募する会社、内定時に提示された就業条件などを見て検討すれば問題ありません。勤務形態、就業時間などから予め想定できることも沢山あります

妊娠への不安

社内で新しい役割が増えた直後妊娠、と言うケースもあると思います。妊娠による役割の剥奪などはハラスメントに当たりますので、キャリアが失われる心配しなくても大丈夫です。健診やつわりなどで休みがちになるかも、、と言う気後れをするかもしれません。会社は色んな方との支え合いで成り立っていますので、その場合も、出社時に業務にしっかり取り組み産後職場復帰してからも成果として返していけば良いことなので、気にせずキャリアを選んだ方が後悔をなくすことができます。

転職をする場合は、有期雇用などでなければ問題なく出産することができますし、雇用も確保されます。必要なことは、入社後早期のキャッチアップと活躍を目指して業務に取り組むことだけです。

出産したら明るく楽しそうに仕事をしている背中を子どもに見せたい、と言う方も多いと思います。もしもあの時キャリアを選択していれば・・・転職していれば・・・とずっと後悔しそうだなと思うのであれば、このタイミングで、一度上司に相談をしたり、転職活動をしてみることを考えても良いかもしれません。

まとめ

妊活や不妊治療中は、自分のキャリアの面からも、妊娠を実現したいと言う面からも働き方や働く場所をとても悩むことがあると思います。

結論としては、妊活や不妊治療が難しい状況であれば、現職での働き方や職種の変更、または転職を考えた方が良いと思います。キャリアとして実現したいことがあれば、異動や転職を考えても良いと思います。

一番イメージを持ちたいこととしては、妊活や不妊治療がどのようなゴールを迎えたとしても、3年後、5年後、今の職場や状態で満足できている自分がいるのか?と言うことかなと思います。

その時にそれはそれで良い、と思うのであれば、今の仕事を続けたいのでしょうし、少しでも引っかかりがあるのであれば、違う選択をしても良いのかもしれません。悩んだときがきっかけともなりますので改めて自分のキャリアや方向性を棚卸しするのも良いチャンスだと思います。

管理人
NINNIN

妊活の総年数は、途中中断も挟みながら5,6年経験。
アラフォーで本格的に不妊治療を開始。体外受精による胚移植12回、
稽留流産2、3回、流産1回を経て39歳で初産。
仕事との両立に悩みながら時間を調整しつつ、
少しでも妊娠確率を上げるために取り組んだ経験と得た知識をブログとしてまとめています。
また、転職業界で15年以上働き、企業の採用ニーズ、個人の方のキャリアとも向き合ってきた経験から妊活・不妊治療×転職・キャリアでもまとめて行けたらと思います。

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